文書作成日:2025/06/26
「骨太の方針2025」が閣議決定―医療・福祉政策の見通しは?

 政府は2025年6月13日、「経済財政運営と改革の基本方針2025(骨太の方針)」を閣議決定しました。骨太の方針は、翌年度以降の予算編成の基本的な方針を示すものであり、医療・福祉政策においても重要な指針となります。

 今回の方針では、診療報酬や介護報酬の改定につながる施策や、医療DXの推進、地域医療提供体制の再構築など、重要な内容が数多く盛り込まれています。以下に医療・福祉分野の主なポイントを整理します。


社会保障関係費の増額方針

医療・介護職員の処遇改善

医療提供体制の改革と地域偏在への対応

デジタル化・医療DXの推進

出産費用の無償化、高額療養費制度の見直しなど


 今回の骨太の方針は、「医療提供体制の持続可能性」「医療機関の経営安定」「デジタル活用による業務効率化」など、医療機関や福祉施設等の実務に直結する方向性が複数示されています。報酬改定等の施策にどう影響していくのか、今後の議論も見逃せません。

 骨太の方針2025の全文は、以下のサイトでご確認ください。

[参考]
 内閣府「経済財政運営と改革の基本方針2025(骨太の方針2025)

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